杜ルーム Mori Room

<杜ルームへようこそ!> <Welcome to Mori Room>

留学生との日本語での語らいや相談の場所と時間を提供しています。
Here, you can freely tell us your story in Japanese and have discussion about Japanese language, etc.

場所:東北大学国際交流センター1F103号室(交流相談室、東北大学川内北キャンパス)
Venue: Tohoku University International Exchange Center Room F103 (Discussion room, Kawauchi Campus)

月、木曜日12:00〜15:00
Every Monday and Thursday, 12 PM – 3 PM

[最新のニュース / Latest News」



2023年4月25日 (火) / Tuesday, April 25 2023

It is very difficult for people to use Japanese language as if it were their native language.
Japanese people easily notice the errors and unnaturalness of their Japanese, but it is difficult to explain why their Japanese is strange.
I was surprised to hear Parimah, a doctor of comparative linguistics, explained the usage of the Japanese verb “くれる(give)” in Mori Room yesterday.

Junko Oomori

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曹真さんより、「私は大森さんに台湾のお土産をく・れ・た・い・です」のメッセージを貰った。偶然に、比較言語学博士のパリマさんが訪問し、とても意義のある楽しいレクチャーが始まった。

私のように、日本語を考えて英語に直すと、どうしても間違いや不自然さが残る。日常の中で、たくさんの聞き取りや文を読むしかない。言語は、その言葉を使う国やしきたりや物の考え方、さらには文化や歴史にもかかわる微妙な奥の深い表現のための道具。日本語の「行きます」も、英語では、”I’m coming”と”I’m going”と、使い分けなければならない。相手の立つ位置によって、使う動詞が違ってくる。

スペイン人がメキシコに入り、現地の子供たちにスペイン語教育をしたために、親子や家族、また文化や思想の根まで断ち切られたのを、黒沼ユリ子「「メキシコからの手紙—インディヘナの中で考えたこと—」の著書で知り、言語が持つ不思議さを思った。異言語の国から来た留学生の方たちが、あっという間に日本語を使いこなすその能力に、いつも驚かされるが、日本語の達人、そして日常の情報を魅力的に発信してくださるメンバーの皆様の存在
はなくてはならないということも、留学生の皆様からもよく聞かされます。
 
大森潤子

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